センター長の保育・子育て・自分育て こころブログ

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保育・子育てにまつわることや自分ごとをつづります

アンダーコロナ時代の子育

2020年8月5日 ♯コロナ時代♯子育て♯非認知能力
〜子どもたちと共に、おとなも「非認知能力」を高めよう〜

平成30年度より実施されている
「保育所保育指針」(保育園)・幼稚園教育要領(幼稚園)・認定子ども園教育・保育要領(認定子ども園)には「非認知能力」に関わる内容が多く盛り込まれています。

・認知能力 :知能指数(IQ)や学力テストなどで数値化される能力

・非認知能力 :数値化できない能力 / 社会情動的スキル(OECD経済協力機構)

目標に向かって頑張る力・意欲、興味、関心をもち粘り強く仲間と取り組む力・感情をコントロールする力

昨今、世界中で研究が進み、乳幼児期に「非認知能力」を育む必要性が認識されるようになっています。
知的教育が盛んな欧米に比べ、日本においては、幼稚園・保育所の誕生以来、情緒・意欲・態度を大切にする視点は大切にされており
「非認知能力」を育んできていると感じています。
しかしながら、現在直面しているコロナ下において、「これからの時代を生きていく子どもたちにとって、ますます必要な力は何だろう」と
改めて保育・子育てについて考えを巡らせると・・新しいことに挑戦する力や折れない心と粘り強さの力を促進する視点は、乳幼児保育の現場においても、子育てにおいても、やや重視されてこなかったのではないかと感じています。さらに、コロナ下において様々な困難に出会い、子どももおとなも、たくさんのストレスを抱えながら生きている今こそ、感情のコントロール力を育むチャンスではないでしょうか・・

規制の多い不自由な夏休みがやってきました・・保育者は年間計画どおりに進められない困難さともどかしさを感じていると思います。
ご家庭では、前代未聞の夏休みに困惑されていると思います。
「危機こそチャンスのとき」今ここにある環境をポジティブに工夫して豊かな環境へと変換させて、お子さまとの対話の中で新しい目標を共に見出し挑戦することを、この夏、何かはじめてみませんか。思いやりの大切さを共有しあい、想像力と創造力を高め、新しい生活様式に主体的に適応していく力を、子育てを通して、おとなも獲得する大チャンスです。
⭐️「ねばならない&完全主義」から解き放たれて⇒「やってみよう、最善主義脳」に変えてみませんか⭐️

きっと、お子さまと笑顔いっぱいの時間が待っていると信じています。